Treasure





 『時空の井戸 』の夢恋詩様より 



※こちらの作品の著作権は、
 『 時空の井戸 』 夢恋詩 様 が有していらっしゃいます。
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【 殺犬 ! 】





  《夢恋詩 様のコメント》

この犬ですが・・・・何も考えずノリで描いてしまいました(汗)
これぞ殺犬っ(違う・・・絶対違うわっ)
笑って置いてくださいませ(^^;)


                                   オエビより抜粋


  《管理人Ikuのコメント》

くっ、くっ、くっ・・・かっこいいんですけど、・・・笑える。
(いかん、爆笑〜〜〜!!!)
真面目な顔した大人犬だけに笑える。(失礼な話ですが!)
うちの息子が、レスの最中に盗み見ておりまして、
「何なの?コレ。殺犬〜〜〜!!」と、同じ事言ってましたわ。
兄上ではないな。でも、犬君というより、・・・・・。
いかん、またも、妙な妄想湧いてきてます。(^_^;A
今度は、マジで妄想の世界だぞ・・・。
ではでは、またもや餌食↓にさせていただきます。


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  『 夢 想 』


「母上、また父上のこと、お話してくれる?」

美しい母の傍らで、
生まれてこの方、
まだ逢った事のない父の話を聞くのが好きだった。

母は、屋敷の春の庭にある、桜の精のように、
艶(つや)やかに、あでやかに、ほんのりと薄紅色の笑みを浮かべて語り出す。
そんな母が、俺は大好きだった。


 「そなたの父上に初めてお会いしたのは、
  吉野の桜見物がてら、菩提寺へと参詣に訪れた折のこと。

  ふうわり吹き抜ける風に、思わず衣(きぬ)が流されて、
  それを、わたくしは追いかけたの。」

 「それを拾ってくれたのが、父上なんだよね。
  ねっ、母上v
  父上、優しくて、かっこよくって、素敵だったんでしょ。」

 「まあ、それでは、母がお話しなくても、
  犬夜叉、おまえはじゅうぶん父上のことを、
  知っているではありませんか。
  ほほほ・・・。」

 「あ〜〜ん、母上の意地悪!
  僕は、母上に父上のお話聞きたいの。
  何度、お聞きしても、父上はとってもかっこいいものv」




この身の異形の姿ゆえ、ヒトの世界で疎まれている事は知っていた。
母に似ぬ姿ゆえ、疎まれていると分かっていた。
だからこそ、母の語る「父」の話が好きだった。

  この世で、ただ一人愛していた母。
  この世で、ただ一人愛してくれた母。
  俺の世界の全てだった母。
  その母が、己の全てかけて愛した父。

逢う事叶わぬ「父」に、幼い俺は想いを馳せた。


  僕と同じ白絹の髪。
  僕と同じ琥珀の瞳。
  僕と同じ大きな牙。
 
  大きな尻尾もあったそうな。
  母は、真っ白で、そのふかふかの手触りが好きだと言った。
 
  父は、母とは異なる耳をしていたそうだ。
  僕みたいな耳かな?
 
  大きく、強く、賢く、優しい偉大な父。
  けれど、母を一人残して逝ってしまった父。

  僕も、大きくなったら父上のようになれるかな。
  愛する母が、愛した父のように。
  強く、賢く、優しい、大きな自分。
  父の代わりに母を守りたい。

  池の水面(みなも)に己を映し、夢想する。







さわさわと吹き抜ける風が、「俺」をまどろみから現実に引き戻す。

  「親父!」

意識の半ばを夢に残した己の眼(まなこ)に、
かつて夢想した「父」が映る。
それは、池の面(おもて)に映った己の今。
夢から覚めた意識の淵で、まだまだ未熟な自分を笑う。
そして、わずかに苛立ちを覚える。

今更ながら、不思議に思う。
あの頃、思い描いた”オヤジ”の姿。
どうして、あんな姿だったのだろう。



俺とあいつを足して割ったようなあの姿。
父に出逢った今でさえ、夢に描くはあの姿。


  「くそったれ〜〜〜。////// 」




  似ていぬようで、よく似たふたり。
  それを【真】と認めぬは、同じ父の血を分けし互いのみ。




                         ーFinー




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わ〜〜は、は〜〜っ。(^^ゞ
チビ犬君が想像した父上は、こ〜〜〜んな姿v
という妄想です。(す、すまんです。)

どうにも、一目見たときから、この妄想が止まりませんでした。><
どう見ても『足して、2で割った殺犬』ですもの。
『殺犬!』・・・他に言い様がないくらいです。><

ではでは、喜んで連れ込ませて頂きましたわ♪ ^m^


※著作権につきまして、
こちらにアップするに当りまして、夢恋詩様のテキストコメントの転載許諾、
および、感想SS(10/01初掲・10/07改定)付記の許諾を受けております。









  初  掲  載 :2004年10月01日  当サイトオエビにて

当サイト初掲載:2004年10月07日                






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