Treasure





 『Infinity 』のryn様より 



※こちらの作品の著作権は、 『Infinity 』の ryn様 が有していらっしゃいます。
無断DL・無断転載・二次加工・再配布といった行為は厳禁です!

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【 犬夜叉 〜アダルティ(?)爽やかワンコv〜 】





  《ryn 様のコメント》

先日は(犬オンリー)オフにてコショッとお話させていただきありがとうございますv
予告?通りサイトに遊びに来させていただきました!
&お絵かきさせていただきにまいりました!
アダルティワンコを描かせて頂きました。
もう原作にかすりもしなくて大変申し訳ないです><;


                                   オエビより抜粋


  《管理人Ikuのコメント》

とっても美しい生rynさんにお会いできて嬉しかったです。^^
流石は、彼女にしたい犬友 No.1! と噂のrynさんですね。

rynさんのアダルティワンコ!
いや〜〜〜んv
スキップ、スキップらんらんら〜〜〜ん♪

rynさんらしいアダルティなワンコv大好きです〜♪
(いや、ワンコだけでなく、・・・カカティも好きですけど。)


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『優しい光』


「犬夜叉、おまえ、何やらすっきりした顔してるじゃないか?」


今宵は中秋の名月。
空には煌々と光を湛えた満月が浮かんでいる。

折りしも、某法師によるいつもの手口によって、今夜の宿は確保されていた。
ちょうど秋の収穫時でもあり、この時代にしては裕福な名主の家では、
旅の法師一行にも、芋名月とやらで酒が振舞われていた。
盃に般若湯を満たし、月を愛でる男と、
ただ、茫洋と月の光に魅入る半妖の少年が、縁の階(きざはし)に佇んでいた。
同行の少女達と仔狐は湯を貰いに席を外していた。


「ううん?
 別に、何でもねえよ。」

そう、言われると、なにやら臍を曲げたくなるのか、半妖の少年は急に毒づく。

「ただな。・・・不思議だなと思ってよ。」

「不思議?」

「ああ。  こうして、人間の家屋敷に腰をおろしている自分がな。
 前は、決してそんなことはなかったのによ。
 
 俺を家に招き入れる人間がいる。
 家に招かれて、こうしてのんびりしていられる俺がいる。
 不思議以外に何が言える?」

「不思議か?
 確かに、おまえの姿(なり)に、人は驚こう。
 おまえの爪に、おまえの牙に、おまえの白銀の髪に、金の双眸に、
 人は、人外の恐怖を抱(いだ)くやもしれんな。
 確かに、かごめ様や我々がおまえと共にある。
 それが人々におまえの危険を減じさせているのであろうな。
 だが、この屋敷に、おまえに怯えの眼差しを向ける者はあったのか?」

「・・・・・・。」

「おまえ、やっぱり馬鹿だよな。
 案外、自分が分かっておらん。
 姿形こそ、その姿(なり)でも、
 おまえの瞳には人の光が宿っている。
 かごめ様を守る日々が、おまえの瞳にも安らぎをもたらしたのだろう。
 おまえさ・・・、
 ちっとも、凄味がねえんだよ。ははっ!」

「な、何だと!」

「(ふっ・・・)
 おまえ、今更、すさんだ心なんぞ欲しくないだろうが?
 おまえ自身が変わったんだよ。
 犬夜叉。今のおまえは、ほんとうに可愛いですよ。」

「馬鹿野郎!///
 男が”可愛い”って言われて、嬉しいはずねえだろう!」





酒の追加を欲して、席を立った法師をよそに、ひとり月を見上げる。



      今の自分は、・・・嫌いじゃねえ。


素直に言えるはずなどないが、法師、仲間に感謝する。
かけがえのない少女に出会った幸運に感謝する。
自分の居場所に感謝する。



目を閉じて、体いっぱいに月の光を浴び、深く息を吸い込んだ。
かつては、月の満ち欠けに一喜一憂するだけだった。
今、素直に光に浸る己がいる。





      今の自分は、・・・嫌いじゃねえ。


光を愛で、闇を抱きしめ、心羽ばたく己を感じる。
いつか、俺があいつの居場所になれるだろうか。




ゆっくりと開いた眼(まなこ)に、憧れが映る。
静かに、優しい光を湛えた眼差しで、半妖の少年は少女を見つめる。
その眼差しが、少女に笑顔を浮かべさせているとは、まだ気付かない。





闇に浮かぶは中秋の望月。
静かな夜の優しい時間。




                             ー 了 −


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実は、最初に書いた(駄)感想文は、書いてるうちにあらぬ方に向かってしまって、
当初予定の、最後に”rynさんの素敵な目をした犬君にたどり着く”ことが
できずに終りました。><
何ででしょう?(私が悪いんだと言うのは分かりますけど・・・)
”絵”以上に”文”って、勝手に動き出すものなのね〜〜。><

   その慣れの果ては、Iku−SSにあったり致します。
   そちらでは、”某イラスト”なんて言ってますが、それだったり致します。(^^ゞ


実際、これも何だか怪しいんですけど・・・
本日雨降ってるけど、中秋の名月ってことで・・・、
こんなのが発酵して参りました。

止めときゃ、良かった気がします。><

でも、rynさんの犬君って、男っぽくって、そのくせ繊細で、
良い意味のアダルティなフェロモン垂れ流していて、大好きなんです。^^
ざっくりとした描き味って、自分ではどうにも出来ないだけに、
本当に羨ましいです。><
私がやると、落書きに終ります。(T_T)

rynさん、とっても、とっても素敵な犬君をありがとうございました。(^o^)丿
喜んで、連れ込ませて頂きましたわ〜♪ ^m^


※著作権につきまして、
こちらにアップするに当りまして、ryn様のテキストコメントの転載許諾、
および、感想SS(09/28初掲・10/05改定)付記の許諾を受けております。









  初  掲  載 :2004年09月25日  当サイトオエビにて

当サイト初掲載:2004年10月18日                






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