毅然(きぜん)として、譲れないもの
どんなに暗闇の中でもがこうと、光はきっと見つかる。
求めるならば、あなたはきっと希望を見つけ出せる。
ひとは何度だってやり直しができる。
ひとの心というものは、その心持ち、覚悟、受け入れ方次第で、
どこまでだって高みを目指すことができる。
ただ、命は限りなく厳粛なもの。
一度滑り落ちた砂がふたたび手のひらには戻らぬように、
一度失った命が、何もなかったかのようにあり続けることはない。
命は――、
限りあるからこそ、尊い。
踏み止まろう。
大切にしよう。
命はどこまでも逞しく輝かしいものではあるけれど、
その一方で、とても儚いもの。
終わりの日はいつか必ず来る。
それがいつかなんて誰にも分からない。
今元気に笑っていたのに、次の瞬間には永遠に失われることだってある。
君は、一生懸命に生きてますか?
今の自分に悩んでますか?
すべてを終わる日、
君はその手に何をつかんでいるのだろう。
満たされた想いだろうか、
終わりなき希望だろうか。
命は――、
限りあるからこそ、尊い。
いつ、その時が訪れるのか――、
誰も知らない、何も知る術はない。
- 了 -
初出 2007.11.06 / 改訂 2008.05.06
雑記帳「サンデー感想 第528話『これから――』」おまけより
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