 『 桜花一輪 』 桜色した 花一輪 今がその時と ひそやかに ほころびぬ 今がその刻（とき）と 慎ましやかに 咲きいでん 薄紅宿す そのくちびるに、 触れし ぬくもりは、いつの日か 桜色した 花一輪 今がその時と 艶（あで）やかに 花開く 今がその刻（とき）と 艶（つや）やかに 匂い立つ 濡ば珠の細絹 風に舞わせ、 漆黒の真珠宿す その眼（まなこ）に、 恋しいひとを 映す日は、いつの日か 桜花に喩えし 花一輪 咲き誇るは いつの日か ･･････ 今がその刻（とき）と 【華】 ひらく ー fin ー************************************************************************** （初書き2005.04.06）【花】 と 【華】 画面の向こう側で、にんまりしていらっしゃるそこの貴女様 ！ 貴女様の想像した通りで、間違ってはおりません。（*＾＾*） 基本は、こちらのおポエムもＳＳと共通しております。 私は、ＳＳという表現方法では「一瞬」を切り取る術を持っておりません。 【花】から【華】へと咲きほころんで匂い立つ、そんな一瞬の【刻（とき)】を切り出してみました。 かごめちゃんと珊瑚ちゃんという「桜花」それぞれが、 花ほころばせ華咲き誇るには、愛しい犬君、法師様ｖがいればこそ。 こゆきさんにお祝いとしてお届けするには、私の書くＳＳはどうにも「蔭」というか「翳り」ムードが漂ってしまいますので、おまけはおポエムでも♪ ――― と思ったのですが、ちょっと怪しいデキ（不出来）と成り果てました。(ｰｰ;) う〜む、二人いるのに、「花一輪」とは･･･。 イラスト「花の競演」より
|
