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『 月下の貴公子 』 夜の静寂を破り ･･･、 彼は私の眼前に降り立った ･･･。 背後に輝く月輪に負けぬその艶めく微笑、 時を超越したその眼差しとともに ･･･。 「お嬢さん、 美しい月夜に出逢った今宵の記念に、 麗しき貴女に想いを込めて、 その唇に、その暖かき首筋に、･･･ わが愛の刻印を」 それは、満月の夜に見た白銀の夢。 輝く金の双眸に、魅入られたのは私。 貴方は夜の闇に住む 『魔物』 「うう〜ん？ つい、うっかり眠っちゃったみたいだわ。 さっき見た夢って、もしかしてバンパイア？ でも、何だかあいつに顔だけ似てたような気がするんだけど･･･。 でも、あいつがあんな甘い言葉を言えるわけないから、 犬夜叉がドラキュラだったら、絶対に飢え死にしてるわね」 窓外に輝く満月を見上げて、 漆黒ならぬ、緋色の衣を纏った ”彼のひと” を想う。  − FIN −************************************************************************** ( 初書き2004.10.25/改訂2005.05.23)イラストの犬君はお耽美（笑） SSは､･･････おまえ、ドラキュラというよりは怪盗キッドかい？ うぷぷぷぷ〜〜〜ｖすっごい気障！（笑） 私は基本的にパラレルには手を出さないので、 堂々とコスプレさせられるハロウィン企画はとっても楽しかったです。＾m＾ イラスト「月下の貴公子」より
* Thanks dog friends ! *
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